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渓流釣り日誌/2012-03-10

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解禁日前日

天川は昨年の台風の災害以降、来ていない
聞けば相当の被害を受けたとのことで、下見を兼ねていつものキャンプ場に顔を出すことにした
広橋峠を越えると、直ぐに工事をしている
台風で路肩が崩れたのか旧道に回された
そう言えば川上でも、旧道が役に立っていたなあ
丹生に入ると、川原の大掃除をしている。ダンプがやけに多い
まだまだ、復旧作業途中のようだ

ダンプに道を譲ってもらいながら、天川の川合のT字路を右に折れ、役場の前の橋から上流下流を覗く

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この辺りは、パッと見では変わりがないようだが、少し浅くなっている気がする
少し下ると、砂利底が目立つ
さらに下り、八坂神社あたりは、ありゃあ!川底が1m以上上がっている
しかも、砂利底でベターとなっている
そして昨日の雨のため、水量は少し多めである
こりゃあ魚が居つかないぞ

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ふと横を見ると、少しふっくらしたので見違えた顔馴染みが、ドラム缶の焚き火にあたっていた
キャンプ場の小屋は何棟か無くなり、上の八坂神社も浸かったとの事
水かさが10m以上上がったことになる
天川温泉も湯船が飛んだ(実際は飛んでいなかった)と聞いていたが、轟々と流れる水とその光景を想像しただけでも恐ろしい
川底がこれだけ上がると、少しの雨でも水がキャンプ場に上がって来る危険性がある
早く砂利を揚げないと、安心して小屋が建てられない
国土交通省に陳情しているがダム優先のようだ。国土交通省、早く手を打ってね
台風の影響は、近隣の河川に及び、解禁どころではない漁協もあるとのこと

さて、九尾ダムはどうかな? 
かなりダンプが入っている。しかも浅い。水は溜まっているとは言い難い
言わばダム内に川が流れているのと同じである
途中、高さ200m以上崖が崩れて、ダムサイトが崩壊していた。これは酷い

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工事のためダムは水を溜めることが出来きず、水量は少ないが全開で放水している

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さらに下のキャンプ場では、既に複数の釣り師が明日の解禁のため、場所取りをしていた
聞けば30年以上は此処に来ているとの事。まあ、早い者勝ちだけど・・・?
しかし、今年はライズが見られない
放流して3日ほどのはずだが、既に流れに馴染んでいるのか?
放流翌日の雨で流されたのか?
ポイント選びに迷いが生じる

今年は例年と同じように放流したそうだが、災害の影響で釣りファンはきっと減るだろう
しかし、上のダムから上は通行止めなので、逆に混雑するかもしれない
悩んだ末に下流にポイントを決めて、車中泊することにした
鬱陶しい解禁釣り師は来ないだろうと思われる(少しテクの要るポイントの)場所に車を止めた
ここも山から大水が出たようで、ガードレールの土台が浮いていた

腹を決めて、明日の支度をする。そして念のため持参した毛布で寝てみる
今夜は冷えそうだが、なんとかなりそうだ。後部座席でも、足が伸ばせない。
後は寝付けるかどうかだ?
もう少し起きていれば、眠気が来るだろう
この釣行記も下書きできるというものである
ここまで書いてきたが、散髪屋でウトウトしたせいかまだ眠気が来ない

夜八時になった。四時起きなら、八時間も寝られる。まだ早すぎるか?
取り敢えず寝るか!。夜明け前はきっと騒がしくなるだろうから。
プチっ(ルームライトを消す音)。うわっ、真っ暗。まあ山だから、仕方ないわ
とは言え、簡単には眠れない。身体を伸ばせないのでリラックスできないからだ。

車が一台過ぎていく
(遠くで)コー?飛行機か?
(遠くで)コー?飛行機が二台

しばらくして、ガタッ。ん?
何やら外で白色光が点滅している

警察ではないなぁ。車が止まるかな!
あれっ遠慮して、行ってしまった
※翌朝『車上狙いの警告ちらし』が、ワイパーに挟んであったことに気づく

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クー、グルグル。これはお腹だの音だ
夜六時におにぎり二個食べたキリだからなあ
食べ過ぎると、翌朝トイレに走らなくては行けないので我慢したが、お腹が騒がしくていけない

まんじり・・・まんじり・・・まんじり・・・まんじり・・・まんじり・・・まんじり・・・まんじり
まだ夜九時半か?。かるく寝付いたが、また目が覚めた
それにしても、やかましいお腹だ。周りが静かすぎるので、今まで気付かなかっただけだろうな
・・・・・・
いつの間にか、少し寝ていたようだ
とは言え、時刻は23時45分
また車が一台通り過ぎて行った

言わずもがなであるが、解禁日はお祭りの日と同じである
地元の方も夜中の訪問者には、ある程度寛大である
少し冷え込んできたが、車の中はさほどではない
しかし夜明けまでは、まだ五時間以上ある
少し室内を暖めるためにエンジンをかける

仕事に追われ、普段は1日があっという間に過ぎてしまうため、時の経過をじっくりと感じたいと常々思っていたが、意外な形で時間の長さを感じることになった
今、やっと日付が変わった。 もう少し暖かくなったら、エンジンを切ろう
また車が一台通り過ぎて行った。その内、隣に車が止まるであろう
止まらなかったら、ラッキーである
眠れぬまま1時を過ぎた。通り過ぎる車の数が少し増えた。 また寝付けない
やはり、缶ビールを買っておけば良かったか?
一時半か?。 あと三時間経てば、身支度の時間である

そう言えば、吉野川の解禁では、夜明け前から川に立ち込んで釣っていた輩がいたなぁ
お陰様で逃げたアマゴのポイントを探り当て、百匹越えの釣果が記録できたなあ
天川でも監視員が来ないどころでは、ケミホタルの付いたウキを付けて釣っている輩がいたし、フライイングして釣っていた輩もいた

まんじりともしないまま、ゆっくりと時が過ぎてゆく。もうすぐ二時半
川のせせらぎ以外の音はしないはずだが、キーンという音が聞こえる
長年付き合ってきた耳鳴りである。たまに止まるが、すぐに始まる
原因は、診てもらったことがないので不明。
若干高音が聞こえ難いが、普段は不便を感じない

もぞもぞしていると三時半になった。気のせいか少しだけ辺りが見えるようになってきた
あと1時間ほどで活動開始である。まだ横のスペースは埋まらない
また車が一台通り過ぎて行った。だが、予想したほど多くない
四時になった。少し早いが身支度を始める。外に出ると、やはり冷え込んでいる
遠くから、油の切れたシーソーのような”キー・・・キー”という金属が軋む音が聞こえてくる
鳥だろうが、種類はわからない
四時半になったが、足元が見えないので、もう少し待つことにする
山陰になるので、五時頃に車から出よう。何事にも無理は禁物である

車が増えだした。みんな解禁時刻の五時着で動いているようだ
・・・五時になったが暗い
先ほど下って行った車が引き返してきた。ポイント選びに迷っているようだ
なかなか明るくならないが、ものの数分で明るくなるのも山の特徴である
まだ暗い。あと10分待とう。急がない、急がない(わしゃ、一休か!!)
お腹がクー、クー、となっているが、おにぎりは我慢である
午前中は雲が多いようで、日の出が遅れているのだろう
ただ風は無いようだ。これは嬉しい



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