渓流釣りの極意(根掛かりの外し方)
根掛かりの外し方
「アマゴを釣るには底を釣れ」と良く言われます。逆を言えば、根がかりしないような釣り方では、アマゴは釣れないということです。
根がかりを恐れていては上達しませんが、根掛かりした場合の仕掛けの外し方を知っておけば、仕掛けの回収率が高まり仕掛けの作り直しの手間が省けます。そして、下手な外し方をして、竿を折ることも少なくなります。
覚えていても損はありません。
根がかりが起こる原因とは
- 具体的には、ハリが水中の枝や草に絡んだり、刺さったり、ハリが石の角に引っかかったり、また錘が石の隙間に挟まったりして、仕掛けが動かなくなった状態のことを根がかりと呼びます。
- 立ち木の枝葉に仕掛けを引っ掛っかける場合もありますが、これは根掛かりとは言いません。
根がかりの外し方
- 最初は、川の流れの上に移動し、なるべく竿先を水面に近づけて、仕掛けを流れてきた方向(上流側)に引くよう(つまり、仕掛けの動きを逆に戻す動き)にします。
- それでダメなら、根掛かりした場所より下手に移動し、竿先を水面に近づけて下手に竿を煽ります。
- それでもダメなら、手前(自分)の方に竿を煽ります。
- それでもダメなら、竿を手元から仕舞って手元に糸を近づけ、糸をじわっと引きます。仕掛けが切れて、錘が飛んでくることもありますので、十分気を付けて下さい。
- いずれの場合も、極限まで竿を引く(または煽る)と、竿を傷めたり折れたりしますので、竿が曲がる限界以上に引かないように注意します。
- 竿を傷めないためには、竿が曲がる限界の7~8割り程度で煽り、惰性で竿が極限以上に曲がらないように調整します。
根がかりの外し方(禁止事項)
- 根掛かりを、竿を煽って外す(仕掛けを切る)場合は、竿の強度が糸の強度の1.5倍以上ないと竿を傷めます。
- たまに、仕掛けを外すために川の中にジャブジャブ入っていく人がいますが、これは薦められません。
- 仕掛けを現場で作れない人は、釣りをする資格はありませんね。
- 『渓流釣りの極意(川釣りの危険性編)』も参考にして下さい。
番外編(仕掛けのチェック)
- 底を釣るアマゴ釣りでは、根掛かりしなくとも仕掛けは過酷な環境で頑張っています。根掛かりした時は勿論、しなくとも、時々糸の傷の有無を確認して、傷があれば仕掛けを作りなおす必要がある。
- また、錘の位置を確認して、ズレていれば位置調整する。
- ハリはどうでしょうか?。ハリは川底の石に引っかかったりすると、ハリ先はすぐに鈍くなります。さらに釣ったアマゴの数が増すにつれ、同様にハリ先は鈍くなりますので、ハリ先が鈍くなってきたら取り替えましょう。バラシが少なくなります。
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